電気通信大学声優文化研究会のブログ

電気通信大学声優文化研究会の公式ブログです!活動報告やイベントレポート、声優文化研究などの記事を投稿する予定です。

声優文化研究記事 「ヲタよりのすゝめ」

  1. 自己紹介

はじめまして。2年のけー(@k_pripo)と申します。コミケに寄稿するのは初めてになります。いつもはイベントに行ったり、アニメに行ったり、ラジオを聞いたりしています。今現在、推しという推しはいるのか分かりませんが好きな声優は鷹村彩花さん、大西亜玖璃さん、社本悠さんなどです。たぶん。DDなので色々と無理しない程度に追ってます。好きなコンテンツはCUE!やラブライブ!などで、二次ドルコンテンツや声優アーティストの曲をよく聞きます。自分が一年生のときは電気通信大学「声優文化研究会」だから、バチポコに声優を推しているTOみたいな人がたくさんいらっしゃるのかなあとか思ってたのですが(圧倒的偏見)アニメだけでなく、カードゲームやVTuberのオタク、イベンター、DJなど個性豊かなメンバーがいて少し驚いていました。先輩が言うには総合オタクサークルらしいです。

 

  1. ラジオ・動画番組について

前置きが長くなってしまいましたが、ここで今日の本題「ラジオ・動画番組」について書いていきます。ここでは「ラジオ・動画番組」のことを単に「番組」と呼ぼうと思います。みなさんは何か聞いている・昔聞いていた、というような声優、アニメ関連の番組はありますか。僕はこのコロナ禍で聞く番組が増えに増え、今では1週間あたり10本ほど聞いています。こういった番組はオタクになってから間もなく見始めるようになり、週に数本視聴するようになりました。当時は聞き専で全くお便りを送っていなかったのですが、このご時勢で自称()イベンターだった自分からイベントが消失したこともあって、時間ができたので番組にお便りを送るようになりました。それからお便りを書くことにハマって、今でも週1くらいにはお便りを採用されています。まだまだ駆け出しなので、ハガキ職人さんと肩を並べられるほどではないのですが、国語は苦手、お便りを出したこともないような状態だった自分がどのようにしてお便りを採用されるようになったのか、どのようなことを意識するようになったのかをお話したいと思います。最後まで読んでいただけると幸いです。

 

  1. お便りの書き方

 1.はじめに

今や動画番組や生放送特番、音声のみのラジオなどの一括りに”番組”といっても色々ありますが、それを支える一つに、視聴者から募集する「お便り」があります。このお便りによって出演者に視聴者の声を直接届けることができたり、参加型で番組を楽しんだりすることができますよね。で「自分もお便りを出してみたいけどどういう風に書けばいいのか分からない!」という方もきっといらっしゃるのではないでしょうか。そういった人たちのために、一から色々と説明していこうかなと思います。

  1. お便りの種類

一口にお便りといっても、大きく分けて2つの分類が存在します。

1つはふつうのお便り、いわゆる「ふつおた」と呼ばれるものです。こちらはアニメ、イベント、番組の感想や、出演者の日常について、視聴者の出会った、見聞きした出来事などが投稿されます。生放送ではテーマメールや感想メールなども存在しますが、ここではこちらに分類しようかと思います。

もう1つは「コーナーメール」です。それぞれのラジオや番組にはコーナーが存在するので、そこで用いるお便りです。コーナーにも色々な種類があり、大喜利やお悩み相談、エチュードコーナーなどが王道でしょうか。大喜利の解答やエチュードのシチュエーションのみを送るものもあるので、気軽に投稿できますが、内容が考えつきやすいものはいっぱい送られてくるので、送った割に中々採用されないこともあるように感じます。

  1. お便りを書く上でのポイント

 では、実際にお便りを書く上でのポイントをお話したいと思います。

 まず1つ目は、「採用されている人のお便りを参考にする」ことです。これは放送作家をされている福本岳史さんのTwitterへの投稿になります。

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この方は「楠木ともりのともりるきゃんどる」や「RoseliaのRADIO SHOUT!」などのラジオ番組などの構成を担当する作家さんなのですが、たまにこういったお便りを読まれるために必要なことを作家目線で呟いてくれています。番組へのお便りは、こういった構成作家さんやパーソナリティなどの”人間”が選んでいるものなので、その番組の雰囲気や方向性などが出ます。ここで、自分が実際に読まれたふつおたを使って説明しようと思います。以下が送ったメールの内容になります。

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これは第24回「大西亜玖璃・高尾奏音のあぐのんる~むらぼ♪」にて採用されたお便りになります。参考程度に、アーカイブのURLを載せておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=N24RP2hCQJk

こういった声優系、アニメ系のラジオ番組では番組の挨拶や特有のラジオネームを決めていたりします。ここでは、挨拶は「あぐあぐのんのん」、ラジオネームは「あぐのんネーム」です。

普通のお便りのコーナーでは2人の日常や番組の感想だけでなく、2人の出ているコンテンツの話をしていたりします。パーソナリティの関わっているコンテンツについて話したほうがいいのか、パーソナリティの日常について話した方がいいのか、それとも自分の遭遇したできごとの方がいいのか、といったことを観察するのは結構重要で、番組によって内容が偏っていたりします。この「あぐのんる~むらぼ♪」では、コンテンツの話は結構読まれている印象があります。なので、自分も「IDOLY PRIDE」というコンテンツのバーチャルライブの感想を送ってみました。

このようにして、番組の雰囲気をつかんだり、採用されているお便りに共通している形式を探してみると採用されるためのコツが掴みやすくなるかと思います。他にもお便りの文章量や結びの質問の有無など、慣れてくると色々見えてくるので、いつもより採用されているお便りを観察してみると良いかもしれません。

次に2つ目ですが、お便りを送り続ける根気です。自分はお便りを送ってテキストファイルとして残しておき、採用されたら記録を残すようにしているのですが、2020年に読まれたのが62通、書いたお便りが記録しているものだけでも478通になります。(12/25現在)つまり、自分の場合は多くても7通に1通だけ読まれているという計算になります。あまりお便りを送ったことがない方が一気に7通送るのは中々大変ですし、この環境の中お便りを送り続けるのが大変なのかもしれませんね。先程に書いたようにコーナーメールは大喜利エチュードのお題を送るだけのものもありますので、そちらから始めて見るのも良いかもしれません。ここで、さっきも登場した放送作家福本さんの別のツイートを見てみましょう。

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こういった番組は改変期と呼ばれるシーズンには入れ替わりが発生するため、あなたの1通がその番組の支えとなっていることもあるのです。入れ替わりの激しい世界なので、実際に自分が聞いていた番組もいくつか終了してしまっています。しかも、それだけでなく不採用となったお便りもパーソナリティが読んでくれて直接声を届けられている場合もあります。不採用になったお便りに対して悲観的にならずに、福本さんのおっしゃる通り「10通送って1通読まればラッキー」くらいに思って投稿できると根気よくお便りを送り続けられるかと思います。

 3つ目ですが、パーソナリティや自分の日常や世間のニュースにアンテナを張ることです。番組へ何通もお便りを送るとなるとたくさんのネタが必要になります。例えば自分の場合、コンテンツの生配信や発表があったとき、BDやCDがリリースされたとき、イベントに参加した後、アニメを視聴し終わった後にその感想を投稿することで結構な数のネタになります。Twitterに感想を並たら、お便りを書きながら振り返ってみましょう。先程紹介した「あぐのんる~むらぼ♪」での「IDOLY PRIDE」についてのお便りも特番があった後に書いています。このようにネタを思いついたらタイミングを逃さずに書くことが大切です。感想だけでなくて世間のイベントごとについても書くのだとすれば、次回の放送日を確認してみるとパーソナリティの誕生日が近かったり、ハロウィン、クリスマスなどのイベントが重なっていたりするので、そのような話題を挙げてみてもいいかもしれません。

最後に、少し文章の体裁の話をして終わりたいと思います。主に自分の気にかけている体裁は以下の通りです。

  • 挨拶の有無、あるとしたらはどのようなものか
  • 結びの質問はあった方がいいのか、どちらでもよいのか
  • 文章量はどの程度か

1)は先程のお便りで言う「あぐあぐのんのん」みたいなやつです。こういった番組の挨拶を使うとパーソナリティが喜んでくれたりしますが、無ければ基本的には「こんにちは」、「こんばんは」で大丈夫です。2)ですが、無理して質問を入れる必要はありません。結びの質問があった方がまとまりがよくなり、パーソナリティが話題を拡げやすくなりますが、お便りの内容が不自然になるなら入れなくても大丈夫です。3)ですが、僕はいつも200字程度を目安に書いています。これは番組によってたまに差があるので、多くても読まれるのか、少ない方がいいのかは番組を聞き込んで考察してみましょう。書き終わったら自分のお便りを一度読んでみると、体裁の問題が見えてくるので

 

  1. 最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。まだまだお便り投稿者としては駆け出しですが、自分なりにお便りを書くコツを、経験を交えてお話してきましたが、参考になっていれば幸いです。コロナ禍でも楽しめる媒体としてアニラジや動画番組は貴重なコンテンツなので、みんなで盛り上げていきましょう!