声優文化研究記事 「プリパラ内通貨『ペン』とプリパラ世界の金銭感覚についての研究報告」
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お久しぶりです.ぷちら(@pet_rao)です.
老化とコロちゃんのせいで現場欲・アヌソン欲が喪失し,アヌメ欲も消失しかけ,2020年春・夏は深夜アヌメを視聴できない状態が続きました.しかしながら幸いなことにアヌメ欲は徐々に回復へと向かっており,2020秋アヌメに関してはかなりの数を視聴出来るようになりました.危うく『キモオタ』から『オタ』が抜けてタダの『キモ』となるところでした.ぽれは幸せ者です.
今回のオタク研究では,女児アヌメに注目して研究報告していきたいと思います.
1 研究の背景・目的
女児アヌメシリーズ『プリティーシリーズ』は,2020年に10周年を迎え,多くの女児や大きなお友達に感動と夢を与えてきました.プリティーシリーズ最新作『キラッとプリ☆チャン』は3期目に突入し,2021年春にはWEBアヌメーション『アイドルランドプリパラ』の放送が開始する予定となっています.
そんなプリティーシリーズの醍醐味であるライブシーンでは,キャラの特性を存分に取り入れた魅力的なキャラクターソングが披露されます.プリティーシリーズのライブ曲は,プリティーシリーズファンに限らず,プリティーシリーズのファンではないオタクにもかなりの知名度を誇ります.
一方で,ライブシーン以外の日常シーンにも注目すべき点が存在します.『プリパラ』内の通貨があることはご存じでしょうか.プリパラ内では『ペン』と呼ばれる通貨が用いられています.今回のオタク研究では,通貨ペンについて分かったことを報告するとともに,プリパラ内での金銭感覚に関する事例をいくつか紹介します.
2 研究報告
2.1 プリパラ内通貨について
プリパラ内での通貨は『ペン』と呼ばれる単位です.通貨ペンは英文字『P』に横線を加えたデザインとなっています.横線は単重線と二重線の二種類の記法があるようです.日本の通貨『円(en)』とプリパラの頭文字Pを組み合わせた結果,ペン(Pen)という呼び名になったと考えられます.
通貨ペンの価値を考察します.図 の画像はプリパラ内の百均『100ペンショップ』のチラシです.100ペンでおにぎりやアイスが購入できることから,現実世界の円の価値と変わりのないように思われます.そのため,プリパラ内通貨ペンPは,
であると想定できます.
2.2 プリパラ世界での金銭感覚
プリパラの会場の使用料金は図3のように良心的な値段となっています.なお『トリコ(トリコロール)』は作中のユニット名です.トリコロールは大物のユニットの位置づけのはずですが,そのユニットの結成式の会場費用が10000Pであることから,プリパラのライブに用いる設備・サービスは格安で利用できることが予想されます.
一方で,プリパラ内ユニット『ガァルマゲドン』のマネージャーであるネッコが経営するぼったくりバーでは,図4のような高額なメニューとなっています.そのお金でファミレス何回行けるでしょうか...
3 考察
通貨ペンPが存在し,メニューやチラシに価格表示されていることから,モノを売る・買うといった現実の仕組みはプリパラ内に存在しているものだと考えられます.100ペンショップの割引券などのクーポンも存在していることから,プリパラ内での買い物は無限にできるといったことは無いと思います.
プリパラの会場の使用料金が安めに設定されていましたが,衣食住の次にアイドル活動が大事な世界ですから不思議ではないと思います.
また,アイドルタイムプリパラ内登場キャラ『しゅうか』はプリパラ内で自分の店で収益を得たり,その姉『みあ』に関してはプリパラ内でアルバイトをしたりと,ペンを稼ぐことは可能です.しかし主要キャラを含めた一般的なプリパラアイドルたちがペンを稼ぐには,プリパラ内でアルバイトをするのが主流なのでしょうか.または,プリパラ内でライブをすると報酬としてもらえる可能性もありそうですね.
「ここ間違ってない?」「この情報持っているよ」といった人は教えていただけるとありがたいです.
4 あとがき
プリパラ内通貨ペンについて考察してきました.本当はもう少し先のことまで書きたかったのですが,間に合わず...来年のコムケまでには間に合わせて,電気通信大学声優文化研究会のコムケ会誌に入れてもらおうと画策中です.
オタク語研究,顔面研究も進行中?です.乞うご期待を.